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category: オルタナティブMusic
努力 未来 A BEAUTIFUL STAR – KICK BACK
米津玄師 / KICKBACK
チェンソーマンのオープニングテーマ「KICK BACK」。
最初のベースの入りがめちゃくちゃカッコ良い。
米津さんらしさと常田さんらしさを双方感じるし、
MVも奥山さんらしさを感じる作品で圧倒されます。
イントロやサビにもある「努力 未来 A BEAUTIFUL STAR」というフレーズは、モーニング娘。の『そうだ!We’re ALIVE』のサンプリングというすごい視点。
モーニング娘。『そうだ!We’re ALIVE』
「しあわせになりたい」というフレーズからこの曲を思い出し「努力 未来 A BEAUTIFUL STAR」をサンプリングするというセンス。
つんくさんに許可を取ってサンプリング入れたそうです。
時を超えた素晴らしいクリエイティビティです。
音楽と文学と生理的な心地よさ。米津玄師 LOST CORNER
音楽CDを購入したのは何年振りだろう?
’23のLIVE Blu-rayも入った初回特典版にしました。
米津さんの音楽はよく分析されていますが、理屈よりも生理的な心地よさが良い。
ただやはり、なぜ好きなのかを分析したくなってしまい、それが文学の引用やセンスあるコード進行、遊び心ある美しすぎない音の作り方にも興味が湧いてしまいます。
MVなどのアートワークも。
朝ドラ「虎に翼」の主題歌「さよーならまたいつか!」のMVもどうやって撮影したんだろう?と興味が湧いてしまう。
すごく勉強になったし、
すっかり、米津さんにしてやられています。
Oasis再結成と、Acquiesceと、彼らの魂に眠っている何か。
Oasis Live’25 WEBサイトより
ついにOasis再結成。
時は流れたなという実感です。
Oasis – Oasis Live ’25 [Official Trailer]
10代の頃に擦り切れるくらい聴いていたけど
一番好きなのは何だったかなと考えてみたけど決められず。
Oasis – Acquiesce (Official HD Remastered Video)
「The Masterplan」の1曲目だけに「Acquiesce」を聴くといよいよ始まる感があります。
最後までMV見るとなんかグッときますね。
“What’s sleepin’ in our soul.”
ギャラガー兄弟はどんな魂を目覚ましたのか、楽しみです。
じゃむ(feat. iri)- 鈴木真海子
じゃむ(feat. iri) / 鈴木真海子
まさかの鈴木真海子さん2連投。
夏の夕日からマジックアワーにかけて車で聴くとなお心地よい曲です。
Summer Situation – STUTS×SIKK-O×鈴木真海子
Summer Situation / STUTS×SIKK-O×鈴木真海子
夏が終わりそうになると思い出すSummer Situation。
STUTSさんのリフが気持ち良い。
Summer Situation (Live at USEN STUDIO COAST 2021) / STUTS×SIKK-O×鈴木真海子
ライブバージョンの空気感がいい。
鈴木真海子さんの上品なショートカットの感じも素敵ですね。
この先いったい何度見ることになるだろう。
– 竹内まりや / 人生の扉
人生の扉 / 竹内まりや
人生は今日終わるかもしれないし、まだまだ続くかもしれない。
とりあえず今日まで生きることができた。
でもまだ生きてチャンスを掴んで色んな景色を観てみたい。
残された時間は不確かだけど、それがまた儚く面白い。
竹内まりやさんの歌声が響きます。
クロノスタシスって知ってる?
– きのこ帝国 / クロノスタシス
クロノスタシス / きのこ帝国
そこそこ大人になり、夜中にコンビニでビールを買うことも無くなったけど、
クロノスタシスを聴くとその頃を思い出します。
『花束みたいな恋をした』メイキング+本編映像【きのこ帝国の「クロノスタシス」を歌う麦と絹】
そこそこ大人になり、ラブストーリーはとんと観なくなったけど
坂元裕二さん作品には目がなく、
元・京王線ユーザーとして
駅から帰る深夜のコンビニで350のビールを買っていたのも懐かしい気分。
時計の針が止まったような気がしました。
僕ら何度 戸惑って。
– FIVE / YAJICO GIRL
FIVE / YAJICO GIRL
この歳になって、また夢がひとつできました。
親しい人や家族に話したら、夢が少し進みました。
そんな時にYAJICO GIRLがグッときました。
YAJICO GIRL – FIVE at YAJICOLABO 2023
あとどれくらいかな?
僕はただ耳を澄ましている。
踊ってない夜を知らない真顔の無限ループ。
フレデリック / オドループ
フレデリック / オドループ
たまにYouTube Musicでランダムに流れてくるオドループ。
カスタネットがたたたたんたんたんたたんたんってところが
最後めちゃくちゃ叩いていて好き。
公園のくるくる回る遊具も。(←なんて名前だっけ)
常に真顔で無限ループだからなのか、なぜか凝視してしまいます。
踊ってない夜を知らない人とかこの世に一人もございませんってどういうことか分からなさ過ぎて
これまた頭が無限ループ。
なぜ無限ループに人は惹かれるのか。
もしかしたらアナログ的には存在しない事象だろうから、
その違和感が気になってしまうのかもしれないですね。
フレデリック – オドループ / THE FIRST TAKE
嫌なことを50個くらい忘れられそうな曲です。
坂本龍一トリビュート展。
東京オペラシティのNTTインターコミュニケーション・センター(ICC)にて開催中の「坂本龍一 トリビュート展」に行ってきました。
YMO時代から常に革新的なサウンドを追求する教授は、間違いなく日本の宝だと思います。
時に考えさせられますが、本物の音楽や感覚を与えてくれる体験は脳にビンビンきます。
つい最近、自然からなるモノや都市について考えることがありました。
どんどん聳えるビルディングや、自分も含めて創るモノ・創られるモノは
もともと自然の素材だったのだろうと。
そのことが2017年に書かれた坂本龍一氏が言葉にされていてハッとさせられました。
============
もとはモノだったものが、
人によって変形され、
時間とともに、
あるいは巨大な自然の力によって
またモノに還っていく。
都市もそうだ。
都市の素材も鉄、ガラス、コンクリートなど、
もとはみな自然のモノ。
それらを人は惑星各地から集積し、
あたかも彫刻のように形を与えていく。
しかしそれも時間の経過とともに、
モノに還っていく。
自分が住んでいるマンハッタンを見ていて、
以前からそう思えて仕方なかった。
これは単なる個人の妄想ではないんだと
最近は思うようになった。
坂本龍一
============
教授が伝えたかったことは一言では表現できないかもしれませんが、
人間や自然の根本のことを教えていただいたように勝手ながら感じています。
追悼 チバユウスケ氏。
ドキュメンタリー映画[ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE” -LAST HEAVEN 031011-]追悼上映決定
予告編『ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE” -LAST HEAVEN 031011-』
ちょうど去年の今頃に映画スラムダンクで、相変わらずかっこいいなと思っていたのに。
高校〜大学の頃CDが擦れるまで聴きまくり、
自作のミッシェル・ベストをCD-Rで編集して、通学中に爆音で鳴らして
最強の気分で学校に行ったりしていました。
バンドでもたくさんコピーしました。
キャンディハウスからまずコピったりして。
「BURNING MOTORS GO LAST HEAVEN」の「世界の終わり」は震えます。
何度も何度もプロジェクターで爆音で上映しています。
声が潰れた後の呼吸をおいてのチバの「待ち焦がれている」も
途中でギターの4弦が切れても弾き続けるアベフトシも何度観ても痺れる。
アベとチバの髪質にも憧れたなぁ。
世界の終わり / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
Thank you ROCKERS!
KAN / 言えずの I LOVE YOU
KAN / 言えずの I LOVE YOU
KANさんの訃報。
驚きました。
ベストアルバムの「めずらしい人生」は何度聴かせていただいたか。
その中でも「言えずの I LOVE YOU」が大好きでした。
当時中学生だった自分も、まさに同じような経験をした際にこの曲が脳内に流れてきました。
オチのある話ばかりで本題に入れないんですよね。
「だいじょうぶ I’M ALL RIGHT」の出だしも、
アルバムタイトルでもある「めずらしい人生」の
あれほど逃げ回っていたピアノを弾きながらも。
ストーリーがとても身近なのに美しい。
誠実で奥手で、でも下心もユーモアもあって、
KANさんが好きな「17歳」の心情が歌詞とメロディにのって
乾いた少し震える声で心をえぐられ、かつ背伸びした感じにもさせていただきました。
ライブではアメフトや鎧などコスプレして。APフェスだったかな。
ビートルズやビリージョエルの空気感もありKANさん大好きでした。
本当に、多くの人々を泣き笑わせてくれた
めずらしい人生で、すばらしい人生を歩まれたのかなと思います。
悲しいけれど、尊敬しています。
青春狂走曲 / サニーデイ・サービス
– 今朝の風はなんだかちょっと冷たく肌に吹いてくるんだ。
青春狂走曲 / サニーデイ・サービス
朝の空気が冷えると頭をよぎる青春狂走曲。
青春時代には全く未練はないけれど、
息子たちを見ていると
その空気感を楽しむことができてホクホクします。
今んとこはまあ、そんな感じです。
ファンファーレと熱狂。1984 / andymori
1984 / andymori – Live
キレイな夕陽が見えた日、小さな川を渡る橋を通りかかった時に近くの小学校からサイレンが聞こえました。
時計を見ると17時。
もうボクはいい歳ですが、
新しく追いかけたくなる夢が見つかりました。
夢があるって、なんて幸せだろうと思います。
日が長くなり、andymoriの1984がより心に響きます。
1984 / andymori
金木犀が香る感傷的な夜に。金木犀の夜 / きのこ帝国
金木犀の夜 / きのこ帝国
金木犀の季節ではないけれど、お酒を飲んで夜道を歩いているとき心に流れてきました。
イントロと1:55くらいからの間奏のギターエフェクトとリズム隊が本当に心地良い。
他人からはうまく立ち回っているように見えていたとしても、本人しか分からない何かは必ず存在して、
だんだん寒く感じる季節の夜はそんなことを考えながら感傷的になります。
映像も素敵です。
New Life / Hi-STANDARD『ゴォーマイオゥンウェイ!』
New Life / Hi-STANDARD
「Hi-STANDARD」のドラマー・恒岡章さんの訃報に驚きました。
ギターをたくさん弾いていた頃、ど世代のボクらは当然のようにハイスタのコピーを通ってきて、最初にやったのは「New Life」でした。
男ばっかりのスタジオで『ゴォーマイオゥンウェイ!』って叫んでたね。
2分前後の曲のシンプルでどストレートな3人の音が好きだったなぁ。
14曲入ったアルバムなのに30分くらいしかない「Growing Up」は、片道1時間かけて通学してた頃4周聴いてましたね。
Growing Up / Hi-STANDARD
胸がギュッときます。
サイケな恋人/モーモールルギャバン
モーモールルギャバン / サイケな恋人
Spotifyから急に流れてきたサイケな恋人。
久しぶりに聴いたけど本当にサイケな歌詞だなぁ。
「あなたはゴミ 消えればいい」あたりからさらにサイケ。
平成な懐かしい空気感だけど、クールでカッコいい。
ライブ行きたいなぁ。
エジソンランプに向かって歌う。台風クラブ / ついのすみか
台風クラブ / ついのすみか
少し遠方に車で行った風の強い帰り道に流れてきた台風クラブ。
YouTubeで検索してみたらエジソンランプに歌っていて
めちゃくちゃかっこいいじゃん。
サビの女性?のハモリがすっごい好きです。
夏の月夜に脳内再生。キリンジ / エイリアンズ
キリンジ / エイリアンズ
謎に包まれ色気が溢れるエイリアンズ。
夏の月夜に、なぜか脳内再生されます。
「エイリアン」が何かははっきりと分からないし、分からなくてもいいんだろうけど、
月明かりを浴びていると、ボクも「エイリアン」なんじゃないかって思う。
小島麻由美 / 真夏の海
小島麻由美 / 真夏の海
夏になると聴きたくなる曲です。
当時ヴィレバンでよく流れてましたね。
初めてMV観たけどジワリますねー。さすが。
小島真由美さんのMVいろいろ観たたらほとんどジワるので仕事がはかどりません。
「返事なくて振り向くとあなたいつの間にか眠ってる」ところの歌詞がボクもすぐ寝ちゃうので大好き。
カリフォルニアに行きたくなる曲。
– カリフォルニアの青い空/It Never Rains In Southern California/ALBERT HAMMOND
カリフォルニアの青い空/It Never Rains In Southern California/ALBERT HAMMOND
まさかのアルバート・ハモンド2連発。
カリフォルニアに行きたいなぁ。
秋になると聴きたくなる曲。
– For The Peace Of All Mankind (落葉のコンチェルト) / ALBERT HAMMOND
For The Peace Of All Mankind (落葉のコンチェルト) / ALBERT HAMMOND
音楽には季節感もあって、そのような情緒の表現にいつもやられてしまいます。
CAT STEVENS “Wild World”
– 最初のラララでやられる。
CAT STEVENS “Wild World”
不意にSpotifyから流れてきた”Wild World”。
いやあ、カッコイイ!
最初のラララでやられます。
昔、高校生の頃だったかな?
Mr.Bigが日本で流行っていた時、アルバムに収録されていましたね。
(てゆうかMr.Bigって久しぶりに口に出した!書いてるだけで口に出してないけど。)
Oh, baby, baby, it’s a wild world
And I’ll always remember you like a child, girl.
ラブソングだねぇ。
Status Quo “Rockin’ All Over The World”
Status Quo “Rockin’ All Over The World”
かっこいいなステイタス・クォー。
status quoってどんな意味なんだろう?と調べてみたら
ラテン語で「現状に満足してる」だって。
音楽にも現れてますね。
今の時代、現状に満足することがあまりなくなったけど、
こんな風に思えるような心の余裕もまた欲しいところですな。
大豆田とわ子と三人の元夫。その2
– 素晴らしい音楽祭り。
STUTS & 松たか子 with 3exes “Presence I feat. KID FRESINO (Official Music Video)”
大豆田とわ子と三人の元夫。
こんな最高なドラマ、今まで出会ったことないです。
多分毎回TVerで5回ずつくらい観てます。
観ながら皿洗いすると、洗い終わっちゃうのがめちゃくちゃ早い。
ファッションセンスも音楽も、
素敵。
「明日、春が来たら」って、坂元裕二さんの作詞だったんだ。
すごい伏線だなぁ。
バッティングセンターで満更でもないとわ子が「愛がひとりぼっち」を口ずさむところも最高ね。
あえてタッチ第1期じゃなくて第2期て。
STUTSさんのこの動画最高。
最初の20秒くらいでいきなり度肝抜かれました。。
待ち合わせする、それはとても普通。
電話かかってくる、それもまぁ普通。
家にいきなり来る、最悪!
あー、誰かと大豆田とわ子の話がしたい!
ウルフ・アリス “Don’t Delete the Kisses”
– 私とあなたは恋をするはずだった
Wolf Alice “Don’t Delete the Kisses”
最近、女性ボーカルなオルタナにハマっていまして(前からだけど)、
非常にウルフ・アリスな気分です。
雰囲気も歌詞もタイトルも、
MVもイギリス的で、
楽しくて儚げで、
人間の感情って素敵だなぁと思います。
MV、すごいディレクションだなぁ。
電車という、人間は止まっているけど揺れ動く乗り物の中で、
物語も動いていく。
カメラ持ってロンドン行きたいなぁ。
コートニー・バーネット Courtney Barnett “Avant Gardener”
– 王道さと新しさとオージー。
コートニー・バーネット “Avant Gardener”
ちょっとLOVE PSYCHEDELICOの空気感あるなーと気になって聴いてました。
「Pedestrian At Best」はニルヴァーナ的なところもあるし
ボブディランやデヴィットボウイ的なところも(勝手に)感じがして
いろんな王道的なものと新しい雰囲気があってまたステキ。
オージーな空気感もいいですね。
これまた気持ち良いリフ。
いつかオーストラリアで気だるくテニスでもしたいなぁ。
その時はコートニー・バーネットを流したいですね。PVおもしろい。
コートニー・バーネット “Pedestrian At Best”
Clairo “Bags”
Clairo “Bags” (Japanese Lyric Video)
心地良いリフ。
素敵過ぎて聴きまくっています。
なんと日本語歌詞表示バージョン、しかも可愛いアニメーション。
しかし、ClairoがYouTubeで有名になったPretty Girlはすごいね。
なんというか、もう、いろいろスゴイ。
本当だったら’20のフジロックに来てくれる予定だったのに残念。
いつかライブで聴きたいです。
Modest Mouse “Float On”
Modest Mouse “Float On”
懐かしい!
暖かく晴れた日の、朝のドライブに聴くとスカッとします。
こんなリフがつくれるとウキウキでいいですなぁ。
YOASOBI “ハルカ”
– 開始5秒でいきなり転調。
YOASOBI “ハルカ”
いろいろスゴイな、と感心しまくりなYOASOBIさんですが
開始5秒でいきなり転調してびっくりしました。
スゴイなぁ。
R.I.P. エドワード・ヴァン・ヘイレン Edward Van Halen
Van Halen “Jump”
また偉大なギタリストが亡くなってしまいました。
“Jump”は当時のポップな日本にとって衝撃でしたね。
ギターソロのところの笑顔がステキ。
ギターとして参加したマイケルの”Beat It”も本当にかっこいい。
シンプルなんだけど芯があって強い、すごいサウンドです。
自分のバンドのアルバム「1984」が全米2位で、その時1位だった「スリラー」の”Beat It”に参加しているってことは当時どれだけの人がエディのギター音を聴いていたことか。
アルバムで1,000万枚ってすごいですよね。まさに桁違い。それでも2位というからスリラー(6,500万枚)は化物ですが…。
Michael Jackson “Beat It”
メンバーともケンカ別れしたりバンド活動休止したり波乱万丈だったと思うけど、どれだけの人にギターを持たせてライトハンドさせたか計り知れないほどの影響力でした。
くるり “ハイウェイ”
– 理由はだいたい3コくらいだったりする
くるり “ハイウェイ”
Spotifyで不意に流れてきた名曲。
8ビートのズンズン系でなんとも言えず気持ちいい。
ジョゼの世界ともすごくマッチしていてPVも面白い。2000年代前半の空気感を思い出しますね。
ちなみに、昔飼っていたジョニーは、このジョニーからも取りました。
あとはUAとチャックベリーと…
「その理由って100個くらいあるんだけどさぁ」ってボクもよく言うけど
だいたい3個くらいだったりするんだよね。
FUJI ROCK FESTIVAL 2020 LIVE ON YOUTUBE
– 映像におさめておく大切さ。
「FUJI ROCK FESTIVAL」 Webより
残念ながら延期となったフジロック2020。
ありがたいことに開催予定日だった8/21〜23にYouTubeでの配信をしていただけて、スマホで楽しみました。
もちろんライブはやっていないので過去の映像配信でしたが、それがまためちゃくちゃ良かった。
よりによってこの3日間なぜかスマホを見る時間が作れなかったので数分ずつ合間で見るという感じでしたが、
3日目夜の大トリあたりだけは時間確保してじっくり見れました。
・Coldplay
・Beastie Boys
・The Cure
・Oasis
・レッチリ
この5連発、やばくないですか?
しかも2曲ずつ。贅沢な1時間弱でした。
選曲がまた良かった。さすがです。
レッチリが「red hot chili pipers」じゃないか何度も綴りを確認しました。(した人いるよね?)それはそれでいいけどね。笑
その前のサンボマスターのLIVE配信もとっても素晴らしかったです。テントや苗食も最高。
レッチリのあとの電気グルーヴの新曲MVも本当に良かった。
涙出そうでした。
「FUJI ROCK FESTIVAL’20 LIVE ON YOUTUBE」 より (映像は加工)
リアルタイムで16万人くらいが視聴していたようですね。たぶん半沢直樹やっていた時間だけど笑
チャットや投げ銭が盛り上がり過ぎてて面白かったです。
フジロック好きな人は本当にフジロックが好きなんだなぁ。お客さんもアーティストさんもスタッフさんも。
映像だけど空気感が味わえて、苗場の匂いがした気がしました。
映像におさめておくことって、すごく大切なのことなのかも知れません。
「FUJI ROCK FESTIVAL’20 LIVE ON YOUTUBE」 より
最終日終わってゲートをくぐるときのお楽しみだった、来年の開催予告。
YouTube配信でもしてくれました。
フジロック2021の開催も、今年の予定と同じく8月のようです。8/20,21,22ね。
先はどうなるかボクには分からないけど、この空間が未来に希望を持っていて良かった。
平和に開催されることを祈るばかりです。
the band apart “ZION TOWN”
– 悪いことしようぜ、お洒落着のままで。
the band apart “ZION TOWN” 【MV】
なんとなく、バンアパ。
2014年?だったか、フジロックのレッドマーキーはめちゃくちゃカッコ良かったな。
その時はリリースもされてなかったと思うけど、ZION TOWNカッコいい。
らしさ全開。メッセージもオシャレ。
そして中毒性。
3:20あたりからのザワザワした演出もよき。
ギターが思うように弾けたら楽しいだろうなぁ。
→練習してないから弾けるわけないけど。
誰も見てない時にこっそりエアギターでもするかな。
Weezer “Island In The Sun”
– We’ll never feel bad anymore.
Weezer “Island In The Sun”
日が長い季節の、光が素敵な夕暮れに頭に流れてきますねweezer。
そろそろ島にでも写真撮りに行きたいですな。
閉ざされたドアの向こうに。
Mr.Children “終わりなき旅”
本当に、いいことばっかりじゃないけど、
次の扉をノックしていかなきゃいけないですね。
新しい何かが待ってるといいな。
#ちなみにアルバムでは「Q」が一番好き。
そんな時代もあったねと いつか話せる日がくるわ
中島みゆき “時代”
だから今日はくよくよしないで
今日の風に吹かれましょう
小学生の頃、
「まわるまわるよ時代はまわる」のところを
ずっと「まわるまわる4時台はまわる」だと思っていて、4時台がエンドレスで続くんかなぁって不思議だった。
午前4時かなぁ、午後4時かなぁって。
多分寝ていて気がつかないから午前4時だろうなって。
THE YELLOW MONKEY 30th ナゴヤドーム『ドラゴンの逆鱗ライブ』
– 死んだら新聞に載るようなロックスターに。
2019年最後のライブはイエローモンキー!
1997年のSICKSのツアー以来、22年ぶり(!)のイエモンライブ参戦です。
2019年12月28日は結成30年。お誕生日のお祝い的なライブでした。
吉井さんが勝手に命名した名古屋限定の『ドラゴンの逆鱗ライブ』。
3時間以上の盛りだくさんでMCも多く、当時のメンバーの気持ちを聞くことができたのも嬉しかった。
#ちなみに個人的にはSICKSが一番好き。
(でも今回のライブではSICKSの曲は一つもやりませんでしたが…)
SICKS(公式ページ)
2ヶ月前くらいにはナナちゃん人形もイエモン仕様になってました。
はじめてイエローモンキーを知ったのは中学の頃、ロクに勉強もせずかじりついて見ていたスペースシャワーTVで「Love Communication」が流れてきたことでした。
世の中的にはビーイング系から小室ブームになるくらいの頃だったかな。
大人の世界を覗いてしまった感や、間奏もなく2番に行くことも当時は衝撃でした。
2:43くらいの、エマがギターソロ弾いてるのに他のメンバーが気の無い手拍子しているところも好き。
今回のライブはやっぱり同世代が多い気がしましたね。
でもユニコーンもそうだったけど、若い世代の方もたくさんいて、凄いことだなぁと。
死んだら新聞に載るようなROCK STARですな。
今度は40周年ですねー。
“僕が歌うのをやめられなかったっていうのは、やっぱり歌っている時だけ自分っていうものが理解されているような気がしたから。言葉だと本当に言いたいことが言い切れないような気がする。”
– 尾崎豊 pen No.473
“僕が歌うのをやめられなかったっていうのは、やっぱり歌っている時だけ自分っていうものが理解されているような気がしたから。言葉だと本当に言いたいことが言い切れないような気がする。”
Penの記事によると10代でのインタビューでのこと。
すごい。
不要な情報が多すぎて、見ないようにすることが大変なくらいな時代。
写真を撮っている時、自分の心の中に埋没できるのは幸せなことのかもしれないなと、不定期的に触れる機会が訪れる尾崎に教えられます。
[SONGS 令和の時代に響く 尾崎豊 – NHK Web]
先日のSONGSの尾崎特集で、今の10代の子たちが尾崎の歌と自分の気持ちを熱く語っているのがすごく嬉しかった。僕も10代の頃、CDのケースを開き過ぎて逆側に折れるくらい聴いたもんです。
“欲望というか、煩悩があるから僕だって歌が書けるんだもの。
みんなが精進料理食って生きている人間ばかりだったら、誰も僕の歌なんて聴かないよ。”
繊細で弱くて欲だらけだけど、煩悩があるから気持ちが動くし、頑張れる。
ああ、尾崎に少しでも心が揺れたことのある人とお話ししたいなあ。
と不定期的に思います。
SWITCHインタビュー 達人達「椎名林檎×小林賢太郎」
– フィルターの無い時間に生まれた作品は良い。
[SWITCHインタビュー 達人達「椎名林檎×小林賢太郎」 – NHK Web]
奥を探してゼロイチをつくるお二人のお話、とても面白かったし勉強になりました。
小林賢太郎さんの独特の会話のセンスに林檎さんが笑っちゃっているのがとってもチャーミング。
所作もステキです。
博多は日本のリバプールかぁ。
人目を気にしない、フィルターの無い時間をつくるのは難しいけれど、
その時間は創作には非常に大切なんですよね。
悩みまくる毎日に、気持ち良いインプットでした。
ユニコーン、まさかの100周年。
[ユニコーン「100th Anniv.TOUR」- Web]
ユニコーン、まさかの100周年。笑
驚きました。民生もアベドンも50代なのにまさかの100周年。
ビートルズでさえも60年そこそこなのに。
まじめにコメント寄せてる豪華なメンバーによる100周年お祝いコメントもウケる。
吉井さん曰くこの理論だとイエモンは89周年だし、寺岡呼人さんがいう通り150周年もすぐ来そう。笑
https://www.unicorn.jp/special/100th/comment/
こういうウィット感、いいなあ。
企業の広告もこんな風にウィットにチャレンジしてくれると、もっともっと暮らしがワクワクして街がステキになると思うんだけどね。
ボクらクリエイターやコンサルタントの力不足かな。この姿勢、見習いたいです。
センチュリーホールのライブに参戦しましたがめちゃくちゃ面白かった。あんな笑えるライブってなかなかないですな。まさにエンターテイメント。
Tシャツも結構カッコよかった。ワッペンステキ。
ライブも16時開始で100分で終わるし、そのあと飲みに行ってユニコーン縛りで2時間くらいカラオケしてもその日のうちに帰れるくらい健全でした。
昔バンド組んでてギクシャクして解散したけどおっさんになってまた再結成して昔よりメンバーの仲が良くなってお揃いの衣装なんて着ちゃうって感じの人生、羨ましいなぁ。あの頃バンドやってたみんなは元気してるかな。
ユニコーン “大迷惑”
大迷惑を初めて聞いた当時の衝撃はすごかった。
周りは愛だ恋だ歌ってんのに、単身赴任のサラリーマンを歌うなんてナナメ上すぎる。
マーケティング的に分析しても素晴らしい戦略です。
服部最高。
年末はイエモンですな。
HAIM “Summer Girl”
HAIM “Summer Girl”
LAの三姉妹バンド、HAIM。
新曲のSummer Girlは、Lou ReedのWalk on the Wild Sideからのインスパイアもあるそう。
このリフの感じ、ウッドベースが静かで力強くてステキ。夏の夕方に良く合う曲です。
MVもシンプルだけど、LAの?夕方の光がステキで厚着だった服をだんだん脱ぎ捨てていくストーリーがメッセージを深くしていて、少しドキッともしちゃって、ずっと観ちゃうね。
何枚着てたんだろ笑
SUPER BUTTER DOG “サヨナラCOLOR”
– 自分をつらぬくことは とても勇気がいるよ
SUPER BUTTER DOG “サヨナラCOLOR”
猛暑が続く夏の夜に、Spotifyからシャッフルで流れてきました。
J-WAVE LIVE SUMMER JAM 2015 秦基博×ハナレグミ “さよならCOLOR”
秦基博さんとのコラボのときの空気感も素晴らしいです。
自分を貫くことは本当に勇気がいるけれど、
たくさんの失敗や成功や経験から、
自分自身でYesとNoを判断できる心を持って、これからも夢を追いかけていたいと思います。
チューリップ “青春の影”
– 手の平の優しかった方を黙って選べ。
チューリップ “青春の影”
夢中で観ていた、「ひとつ屋根の下」。
社会科の先生が放送日の翌日は授業中に話題にするくらい、みんな心を揺さぶられていました。
小梅、お前好きな男はいるのか。
これからあんちゃんが話すことをよく聞いてくれ。
もしこの先、お前の前に2人の男が現われたら、その時は目をつぶれ。
顔がいいとか金があるとか学があるとか、そんなもん見ないで目をつぶるんだ。
目をつぶってな、2人の手をキュッと握るんだ。
それでな、その手の平の優しかった方を黙って選べ。わかったな。
いつかそんな言葉が言える時がくるかな。
時代は変わり、例えこの先どんな人生になろうとも、尊敬する先人たちの愛あるポリシーを胸に生きていきたい。
なんて、チューリップは心を洗い流してくれます。
ハンバート ハンバート “国語”
– ねぇクリエイティブって?分からないくせに使うなよ。
ハンバート ハンバート “国語”
おっしゃるとおりでございます。
サニーデイ・サービス “恋におちたら”
– デザイナー渋井直人の休日 第7話
サニーデイ・サービス “恋におちたら”
もちろん、デザイナー渋井直人の休日 第7話から。
すぐ影響される。笑
テレ東の深夜ドラマは面白いです。
こういうドラマにゲスト出演される臼田あさ美さんがとても好き。
ピータードッグのようなお店、近くにできないかなぁ。
池松さんのような店主がいたら最高。
日本初のCMソング。
“ボクはアマチュアカメラマン” – 小西六写真工業株式会社(現コニカミノルタ)
灰田勝彦 “ボクはアマチュアカメラマン”
日本初のCMソング、「ボクはアマチュアカメラマン」。
社名も出てこないし、ウィットで明るくて、でも写真ならではの楽しさが出てる素晴らしい曲です。
戦後まもない昭和26年、まだおそらく世の中が塞がれていただろう時代でこの広告はすごいですね。
ヒットしてレコード化もされたそうです。
今でもなんだかグッとくるのは、何かここに企業姿勢や広告表現の本質があるのだと思います。
→コニカミノルタ沿革
「首がない」とか「二重撮り」とか。笑
そもそも「写真ができたら」という表現はデジタルネイティブ世代には分からないこともあると思いますが、この”失敗してしまう”というのも昔のカメラの楽しいところですな。
hide with Spread Beaver “ピンク スパイダー”
– WEB(蜘蛛の巣)と妄想。
hide with Spread Beaver “ピンク スパイダー”
NHKのSONGSを観て、hideが聴きたくなった人も多いかもですね。
発売当時は何とも言えない気持ちでMVを観たことを覚えています。
しかし1998年に、今のようなネット社会の世界を歌うとは凄いです。当時は全然理解していませんでした。
その先見性と賢さと優しさに虜です。
最高。
とりあえずROCKET DIVEからever freeまで3曲通して聴こ。
The Wallflowers “One Headlight”
– なんかしようぜ、中途半端でいるよりマシだろ。
The Wallflowers “One Headlight”
96年のグラミー賞。
オルタナが全盛の90年代に、このドストレートでシンプルなアメリカン・ロック。
ある意味オルタナティブだったのかもしれないですね。今聴いてもカッコイイ。
“There’s got to be something better than in the middle.”
ボブ・ディランの息子であるという気持ちはボクなんかには測り知れないけど、歌詞も音も心に響く名曲です。
ボヘミアン・ラプソディ – Queen
[映画『ボヘミアン・ラプソディー』]
前評判をほとんど耳に入れずに一人で観に行きましたが、時間の経過を忘れるほどそのストーリーと音楽に吸い込まれました。
オペラにロック、ゴスペル。
激しく、優しく、歌詞もなかなか謎。
常識からしたらメチャクチャなんだろうけど、なんでこんな美しく、惹き込まれるんでしょう。
当時のラジオ局はこの長尺をどう放送したんだろう。
ものすごいエンターテイナー。
だけど孤独で、ソロになって曲づくりやレコーディングで文句言う人が誰もいなくなったことに寂しくなったことをフレディがメンバーに告げるシーンが、人間味があって好きでした。
上映が終わった後、近くの席にいた人達と話したかったなぁ。
(シャイだからそんなことできないけど笑)
息子たちが少し大きくなって何か壁にぶつかった時、一緒に観たいなと思う映画でした。
まさかの、ポールマッカートニー in ナゴヤドーム。
まさかの名古屋でポールマッカートニー。
もう最高でした。
中学生頃にナゴヤドーム付近に住んでいたことがありましたが、まさかここでポールのライブが観れるとは。ビートルズを聴いて洋楽ロックを知ったあの頃のボクに教えてあげたいです。
退場の時にドアラ持ってんの。笑
名古屋弁も使ってくれるくらい終始ノリノリで、サービス精神旺盛です。めちゃくちゃ楽しかった。
Let It BeやSomething、アンコールの後半の方にまさかのHelter Skelter、最後はThe Endと、生で聴けるなんて感動です。
Hey Judeの「NaNaNaNaNagoya!」はウケました。笑
中日新聞さんWebに詳細がありました。記事にも愛がありますね。
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/feature-general/CK2018110702100023.html
何が一番感動したかって、ご年配の方々が多くいらっしゃって、スクリーンに客席がアップされた時に本当に楽しそうに歌っているのが嬉しかった。
60代・70代の方々と同じ空間で一緒に歌えるミュージシャンなんていないだろうなぁ。
本当に愛の溢れるいいライブでした。もうすべてを超越してますね。
今年はフジロックのボブディランといい、生レジェンドが続いて感激です。
カッコ良く、面白く、深い。
電気グルーヴ “N.O.”
電気グルーヴ “N.O.”
曲はカッコイイし、
歌詞は深いし、
ピエール瀧さんは面白い。笑
脳内無限ループな中毒性がグッときてしまいます。
数年前にフジロックで聴けた時はワクワクしました。ラップ部分の歌詞が好きです。
今年のフジロックで聴けたハンバートハンバートのバージョンも心地良かとですね。
ハンバートハンバート “N.O.”
CDで、正座して聴きたくなる。
宇多田ヒカル – 二時間だけのバカンス featuring 椎名林檎
録画しておいた「プロフェッショナル 仕事の流儀」と「SONGS」を今更ながら観て、どうして彼女の歌や言動が心を動かすのか、何となくですが垣間見ることができた気がします。
アルバムを通して音楽を聴くことがほぼ無くなった時代ですが、CDで、正座して聴きたくなる。
もうやれることをやっても意味がないから、
自分の中にあるはずのものを奥底から探し出し、
オモテに出す。
宇多田ヒカル “二時間だけのバカンス featuring 椎名林檎”
しかし、この曲はヤバイです。
美しさと切なさと危うさと。
こんな幼い表現しかできない自分には困りものですが、本当にこれは。
Billy Joel “Piano Man”
Billy Joel “Piano Man” – “In Concert” Tokyo Dome
夏の終わりに、ラジオからPiano Man。
此処にいると、いろんな人生や価値観に出会える。
ボクはピアノは弾けないけど、いい職業だなと改めて思いました。
Radiohead “Creep”
– フレンチなしあわせのみつけ方
Radiohead “Creep”
W杯でフランスが優勝したからか、フジロックが近いからか、心情的なことからなのか、Creepが頭を独占しています。
昔CDショップでよく試聴したなぁ。
ジョニーデップに出会うような出来事は一回もないけど 笑
フレンチなしあわせのみつけ方
Amazon.co.jp
夏の大自然の中と、一発撮りの面白さ。
Yogee New Waves “Bluemin’ Days”
Yogee New Waves “Bluemin’ Days”
最近シティポップがよく聴こえてきますが、夏の大自然の中で聴くと気持ちいいんだろうなぁ。
やっぱヘブンですかね。去年のフジロックは聴きそびれちゃったな。
ほぼ一発撮りなMVも面白い。
一発撮りムービーはじっくり見たくなって結構目が離せないからいいアイデアかもね。
スタジオの横にプールとか、やたらスタジオから自宅が近かったり、ツッコミどころもあって面白いですね。笑
「そしてイニエスタ」からの、
どこもかしこも駐車場。
森山直太朗 “どこもかしこも駐車場”
イニエスタがJリーグに来たということで久々に森山直太朗さんを聴いていました。
「どこもかしこも駐車場」て。
曲も歌詞もMVも秀逸。
早朝から夕方まで光と影が変わっていくのも面白い。
コインパーキングに停めるたびに頭で流れるくらい、謎めいて癖になってしまいます。
Timesさんの返しも面白いね。
100年経ったら世界中たぶんほとんど駐車場かぁ。
そろそろ火星に帰りたいですね。
Pizzicato Five “Sweet Soul Revue”
– 久しぶりにいい選曲ね。
Pizzicato Five “Sweet Soul Revue”
GWに家族でドライブしていた時にピチカートファイブかけたら、妻に「久しぶりにいい選曲ね」と。(苦笑)
1993年リリースかぁ。
ボクは中学生で当時全然分からなかったんだけど、大学生くらいからジワジワとハマったピチカート。
経年を感じる曲がたくさんある時代ですが、それを感じない世界観があって、なんかハッピーでキャッチーでステキですね。
くるりライブツアー「線」 Zepp Nagoya
– その線は水平線
[くるりライブツアー「線」 Zepp Nagoya]
久しぶりに、くるりライブに行きました。
岸田さんもMCでネタにしてましたが、アルバムも出てないのにツアーというなんか面白い感じでした。
ツアーに先立ったシングルの「その線は水平線」はボクの大好きな方のくるり。静かに力強いズンズンな中毒的なリフが、あの頃のくるりが好きな人にとって久々のくるり感かも?ですね。
シングルの特設サイトがあって、これまたステキなクリエイティブ。
http://www.quruli.net/suiheisen/
ジャケ写は奥山由之さん。ステージの背景にもなっていたけど、ぽいなぁと思ったものはだいたい当たるので、すごい独特のテイストです。ボクの好きなアートワークは奥山さん撮影が多くて、お若いのに本当にただただ感心してしまいます。
くるり “その線は水平線”
SUMIREさんもステキですね。
MVは是枝監督が監修なんですね。間に少し入るピンクフィルターのシーンの意味や、走っていて少し休むところや、最後に笑顔になっていくところの演出の思考が気になります。
特設サイトのコメントや岸田さんのNoteを読むと、映画「奇跡」の時にもう曲はできていたそうで。すごいですね。その間に交響曲などを経験してさらに洗練されて完成したのかなぁ。みぞみぞする。
吉岡里帆さんとのラジオでの対談もステキな空気感です。
補水液はよくワカル。
しかし名曲ですなぁ。「その線は水平線」て変なタイトルだけど、”らしい”ですね。ボクはズンズン系には目が無いのですがドンピシャなものを届けてくれました。
この一曲だけでツアーしたり特設サイト作っても頷けます。
ハイウェイもロックンロールも聴けたし、lovelessも3人でのブレーメンも最高だったし、上海蟹も新曲も攻めたものもあって楽しかったなぁ。
すみません、いい夜でございました。
クランベリーズ “Ode To My Family”
R.I.P. ドロレス・オリオーダン
The Cranberries “Ode To My Family”
「アイルランドの少女」が逝ってしまいました。
音楽業界が盛り上がる中学の頃に、一際心に刺さったクランベリーズ。
中でも”Ode To My Family”が大好きでした。
陰と静から漂う本質的な何かに心惹かれました。
当時、「ode」ってどういう意味だろうと辞書を引いた記憶があります。
年末に久しぶりに聴いてたとこだったので驚きです。
あの頃に本物の音楽を教えてくれたアーティストが次々といなくなって寂しいです。
夕暮れには切な過ぎるし、涙を誘い出される。
ヘッドフォンを耳に充てて聴きたいと思います。
The Cranberries “Dreams”
The Cranberries “Zombie”
Superorganism “Something For Your M.I.N.D.”
– 実態があるようで掴めないクリエイティブ。
Superorganism “Something For Your M.I.N.D.”
中毒性の小気味いい感じ。
昔から大好きなクリエイティブ性。
Superorganism(超個体)かぁ。
17歳の女の子が付けるネーミングとは思えないような、
実態があるようで掴めない、ミステリアスで素敵なバンド名ですね。
<R.I.P.> Tom Petty
– Tom Petty and the Heartbreakers “Walls”
Tom Petty and the Heartbreakers “Walls”
今月2日、トムペティが亡くなってしまいました。
兄から教えてもらったトムペティは耳触りがとても良くすぐに虜になり、当時ウォークマン(もちろんカセットテープ)に入れて高校の通学時に聴きまくっていました。
「Free Fallin’」や「Learning To Fly」、「You Wreck Me」、「You Don’t Know How It Feels」、「Runnin’ Down a Dream」など、今でもプレイリストに入れている個人的な名曲がたくさんあるけど、中でもこの「Walls」(僕はずっとこのタイトルを「Even walls fall down」だと思っていた)のメッセージは心の奥までズンと入っています。
特にサビの最後の、
“Even walls fall down.”
の”Even”が気になって、壁も落ちる?壁さえも落ちる?ってどんな意味なんだろう?
ベルリンのことも関係するのかなぁ?なんて自転車こぎながら考えていました。
ちなみに、2011年に写真のグループ展を開いた時の作品は、この「Walls」にインスピレーションを受けて創作した作品でした。
その作品はAPAアワードにも入選し、思えばいろんな影響を与えてくれていました。
Top 10 Tom Petty Songsですって。
トムペティだけでランキングするなんてなんの番組でしょう??ついつい見入ってしまいました。
そんなに深くまで知らないし、ライブも行ったことないし、友人ともトムペティの話なんてしたことないけど、心に響く素敵な音楽を届けてくれて本当に感謝です。
THE STRYPES
生意気な20歳からの刺激。- ザ・ストライプス –
今年のフジロックの個人的な大トリはTHE STRYPES。
4年前グリーンステージで見た時の衝撃が忘れられなくて、今年はマーキーで絶対スゴイことになると思いドキドキして前の方に攻めてみました。
The Strypes “Behind Closed Doors”
PVとライブはかなり勢いが違うけど、キレッキレでオシャレ。演奏も身体の動かし方も最高。
若干20歳のロックンロールにやられてしまいました。4年前なんて16歳だもんね。16歳でこんなゴリゴリの重い音を出すなんてすごく嬉しかった。
声も素晴らしい。
The Strypes “Get Into It”
モッシュがすごくて帽子もサングラスも飛んでったけど、Get Into Itも聴けたし大満足。
アイルランドってなんでこんなにドキドキさせてくれるアーティストが生まれるんだろう。環境なんだろうなぁ。環境ってとても大切。羨ましいです。
すっかり風貌は大人になっていて、4年前の生意気さとはまた違う生意気さでおじさんを楽しませてくれました。
また見られるといいなぁ。
フジロック研修2017。
「写ルンです」で、FUJI ROCK FESTIVAL ’17
今年もフジロック研修に行ってきました。
悪天候が続き、なかなかタフな研修でした。晴天は3日目の朝くらい。でもこれがフジロックのいいところですな。
たくさんの人や新しい音楽との出会いがありました。
今回のカメラは「写ルンです」。
悪天候が予想されたため軽装にしましたが、いつもの中判よりかなり軽くて楽してしまいました。笑
今年はフジロック仲間でオリジナルTシャツを10人分作り、何回か通りすがりの方に集合写真を撮ってもらいましたが、みんな使い捨てカメラが懐かしそうで良いコミュニケーションになりました。
うまく撮れないけど、やっぱりネガはいいねえ。
昼間は400、マーキーや夜は1600で撮りました。
やっぱり晴天の発色が良いけど、曇天のどんよりとしたMっぽい色味もネガティブで悪くないですね。
Fun. “We Are Young”
Fun. “We Are Young”
“Tonight, We Are Young.”
いい言葉です。
HEATWAVE “満月の夕”
HEATWAVE “満月の夕”
おとといのインターFMの「The Dave Fromm Show」にHEATWAVEの山口さんが出演されていて、久しぶりの感覚を味わいました。
20年ほど前、兄から教えてもらったHEATWAVEから、人生を学んだ気がします。
当時はJ-POP全盛期というのか、いろんな音楽が混ざるなか、HEATWAVEの音楽には心をドスンと撃ち抜かれました。
10代で出会えてよかった。兄に感謝。
深夜に聴くと、いろいろと思い出して泣けてくる。
少し疲れているのか、息抜きがてら満月が見たいな、と思ったけどなんと今日は新月。
まぁ僕なんてそんなもん。
だけど、初心に戻り、やっぱり本物を見つけていく人生がいいな、とあの頃葛藤していた心の中を思い起こしてくれました。
今、このタイミングでの”満月の夕”は何かのメッセージかな。
「何ひとつ学ばない男」からは、学ぶものがたくさんあります。
音楽って不思議なパワーがありますね。インターFMにも感謝です。
Vampire Weekend “Step” / “Ya Hey”
Vampire Weekend “Step”
はじめてヴァンパイア・ウィークエンドを聴いた時は衝撃だった。
知性と都会さと聖なる感性を感じる不思議な感覚でした。
PVもとてもいい。スローで不思議なシンプルな世界と堂々と出てくる歌詞がたまらないですね。
Vampire Weekend “Ya Hey”
カッコイイ。
独特のリズムが別世界に連れて行ってくれるので、煮詰まった時に聴いてます。
Beck “Loser” – リフと中毒性と自虐。
Beck “Loser”
“I’m a loser baby, so why don’t you kill me?”
この不穏な感じのリフと気だるい歌い方、そして自虐的なLoser。
歌詞の正確な意味などさっぱりワカラナイけど、そんな飄々とした感じが中毒的に虜になっちゃうのかなぁ。
アジカンのカバーも、アジカンとして好きですな。
The Ting Tings “Great DJ” – 同じことは二度と起こらないから。
The Ting Tings “Great DJ”
特に意味はないけど、なんとなくGreat DJな気分もあります。
“Nothing was the same again.”
2番のこの歌詞がなんか好き。
写真って一夜限りのパーティのように同じものは二度と撮れないから、楽しく切ないんですかね。
その楽しく切ない感じが、ボクが写真にハマった理由のひとつなんですよね。
小沢健二 “さよならなんて云えないよ”
小沢健二 “さよならなんて云えないよ”
何年に一度か、オザケンが聴きたくなるときがあります。
わかります?
はい、いま何度目かの何年に一度な感じです。
この頃、27歳かぁ。
オザケンは文章も好きだなぁ。
Vintage Trouble “Nobody Told Me”
本物を経験して体感して、本物を知る。
Vintage Trouble “Nobody Told Me”
年始にInterFMから流れてきたVintage Trougle。
シンプルで静かなんだけど、音楽が流れるその場を素敵な空間へと変える不思議な力があって惹き込まれました。
R&Bシンガーからのロックバンド。
いろんな経験を経るからこそ本物となれるのかな。
Will sing of the weighed down times now behind me
How Heavy、This life would be
Everyday’s getting heavier and …
But I keep pushing on
ボクの個人的な2017年のクリエイティブ・マインドは、本物を経験して体感して、本物を知ること。
今まで過ぎ去った時間を写真やデザインや文字にするんだ。
見せかけだけなモノはもう退屈だから、目では見えない大切なことを見つけていきたいと思います。
David Bowie “Changes”
– 時間は人を変えるけど、人は時間を戻れない。
David Bowie “Changes”
2016年は本当に多くの偉大なミュージシャンが亡くなりました。
Ch-ch-ch-ch-changes
Turn and face the strain.
Ch-ch-changes
Don’t tell them to grow up and out of it.
Time may change me,
But I can’t trace time.
先人からいただいたメッセージを胸に、2017年も頑張りたいと思います。
Foster The People “Pumped up Kicks”
Foster The People “Pumped up Kicks”
イントロからのワクワク感が強くサビの繰り返しもズドンと来る。
日本にはあまりない音楽性で中毒気がありますね。フジロックでのパフォーマンスも素敵でした。
ただ歌詞は怖い。
パッと見は明るくポップでノリが良くってもそこには闇があるかもしれない。
人間の闇はとても怖くて、でもそこに興味を魅かれる。
目に見えることと本当のことは違うから本質を見極めるのはいつも難しいですが、そこがまた面白いのかもしれませんね。
R.E.M. “Losing My Religion”
– グラミー殿堂入り
R.E.M. “Losing My Religion”
中学の時、住んでいた住宅のTVアンテナの関係でケーブルテレビを契約していたのでろくに勉強もせずずっとMTVとスペースシャワーTVを観ていました。
ちょうど洋楽に興味を持ち始めたころだったので、次々と流れてくる聴いたことのない音楽に毎日が刺激的。
R.E.M.もそのひとつでした。
グラミーの殿堂入りかぁ。
てか25年経たないと殿堂入りにはならないんだね。オルタナティブ。
個人的には”Bad Day”が好き。MVも含めてユーモアとメッセージ的で素敵。
R.E.M. “Bad Day”
やっぱ、こういうのにワクワクしちゃうんだよねぇ。
OK Go
“The Writing’s On the Wall”
OK Go “The Writing’s On the Wall”
OK GoのMVはいつも楽しくて、まばたきができません。
楽しいだろうなぁ。準備も撮影もめちゃくちゃ大変だと思うけど、大変より楽しいが勝る仕事って素晴らしいですな。
Perfumeとホンダで話題にもなった”I Won`t Let You Down”って2倍速だったんだね。
OK Go “I Won`t Let You Down”
(real speed)
(Making)
最後の日本語の文字が流れていくところが鳥肌ものです。
いやぁ、スゴイ。
天才バンド
“君が誰かの彼女になりくさっても”
天才バンド “君が誰かの彼女になりくさっても”
古い友人と話していると度々感じるけど、過去の事実的なことをどうも忘れてしまっていることが多い。
その時の感情や聴いていた音楽は覚えているけど、実際何してたかってあまり覚えてないみたい。
去るものは追わないし、今はその必要もない。忘れてしまうのも良い才能なのかなって思う。
でもクリエイティブやアートには経験してきた過去の感情が役に立つときもある。そしてその感情から生まれたモノは事実かどうかは関係なく共感を呼ぶことも多い。映画やドラマや小説や音楽も。写真やデザインだってそう思う。
「なりくさっても」って表現とビジュアルがとても素敵です。
ハンバート ハンバート “ぼくのお日さま”
– きらいなときはノーと好きなら好きと言えたら。
ハンバート ハンバート “ぼくのお日さま”
先日のNHKのミュージックポートレート「岸田繁×又吉直樹」を録画して見ていて、期待通りすごく心が洗われました。
大好きな二人の人生で大切な10曲は、音楽の大切さを教えてくれ、人生を教えてくれた気がします。
中でも又吉さんがあげたハンバート ハンバートの「ぼくのお日さま」はまったく知らなかったんだけど、番組中MVが流れた数秒でボクの心をギュッとつかんで天まで持っていてくれたような感覚にしてくれました。
きらいなときはノーと 好きなら好きと言えたら
家に帰ればロックがぼくを待っててくれる
ボリュームあげるよ
すごくシンプルだけど、人生の価値観を良くしてくれるようなメロディーと歌詞。
素敵な音楽との出会いでした。
ナタリーでこんな対談もしていたんですね。→ ハンバート ハンバート×又吉直樹
MVの、途中でじゃれあうところ大好き。
素敵な人たちだなぁ。
岡村靖幸 “SUPER GIRL” – 俺ほどの男はそうはないはずさ。
何年経っても聴くたびに”だいすき”になる、シンガーソングダンサーの岡村ちゃん。
感じる人によってはものすごいキモち悪いんだろうけど(笑)、なんかクセになるこの感じはなんだろ?
去年のフジロックで生で観れたのはとっても嬉しかった。ダンス、キレッキレでした。
どうしようもない人生だったりするのかもしれないけど、これだけ劣等感と自信をむき出しで女の子に全力なところがたまらない。こんなにむき出しになれるのは羨ましい。14回もしょげずにね。
だからハマる人は思いっきりハマるんだろうな。
『俺ほどの男はそうはないはずさ。』
なんてセリフ、一度は言ってみたいもんですな。
フジファブリック “若者のすべて” – 情景と感情。
夏が終わりに近づくと響き、心に刺さる。
この季節になると、何故かシャッフルで聴いている何千曲かが入ったカーステレオからこの曲が流れてくる。
聴覚のみからインプットされるはずなのにその情景と感情をその歌い手の角度から心の中に伝わってくる。
決して説明的でもなく、淡々と静かに歌っているように思えるけど、志村さんの感じた情景と心の動きと芯の強さがズドンと響いて切なくなる。
同世代というのもその切なさを増幅させているのかもしれないけど、やっぱり名曲です。
夏の終わりは、夏の終わりにしか感じられない。
春・秋・冬は「終わり」という表現をあまり使わないけど、「夏の終わり」は妙にしっくりきて心が揺れる。
僕の車のカーステレオもこの季節には心が揺れるのかもしれないね。
でも、例え違う季節にこの歌を聴いてもこの感覚を思い出させてくれるのが凄い。
情景を感じ、感情を揺さぶる広告写真が撮りたいな。
とロケに向かう車で思ったりします。
運命なんて便利なものでぼんやりさせてね。
Rod Stewart “Sailing”
Sir, Rod Stewart.
夏の哀しい夕暮れに、心を揺らされます。
Dr. Feelgood “She Does It Right” – シンプルで力強いクリエイティブ。
Dr Feelgood / She Does It Right
文句無しにカッコイイっす。
シンプルで力強いギターのリフが大好き。このすごいクリエイティビティはどうやって思いつくのかなぁ。
ため息ものです。だから何年経っても愛されるんでしょうね。
つべこべ言わずにカッコよくって、グッときます。
twenty one pilots
– 正しい決断をした方が、結果はより良いものになるって思うんだ。
twenty one pilots / – Guns For Hands
2015年のフジロックで一番衝撃だったtwenty one pilots。
ラジオでは良く聴いていたけど、ライブ・パフォーマンスを生で見て驚きました。
マイクはぶら下がってるわ、飛びまくるわマスクしたり外したりするわ、観客の上でドラム叩くわ、イリュージョン並みに瞬間移動するわ、とんでもない暴れっぷりでした。
フジロックExpressにもあるように、「なんなんだこの二人は」と一気に魅了させられてしまいました。ジャンル分けも難しい彼らの音楽とパフォーマンスはまさに”やんちゃ”で、何故かこういう”やんちゃ”さに人々はやられちゃうんだよね。次は何するんだろうとドキドキさせられる謎さと悪さとワクワク感。
やんちゃな男の子に真面目な女の子がちょっと惹かれちゃうみたいな。それってあまり一般的なビジネスでは見ることが少ないことだけど、そういう興味の持たれ方も面白いと思う。謎のお店とか、Welcomeじゃない雰囲気のBarとか、なんだか気になりますもんね。
こんなボーカルだったらドラム叩くのも楽しいだろうし、こんなドラム叩いてくれたら歌うのも楽しいだろうな。ナイスパートナーです。
ロゴもシンプルでカッコイイ。
でも彼らは(多分きっと)とても真面目で、去年リリースされ爆発的に人気になったStressd Outの歌詞でそれを感じました。
twenty one pilots / Stressed Out
“ストレスでおかしくなっちゃうよ”って内容だけど、そう感じるのは真面目な証拠なんだと思う。そしてそれに共感した人が多く、全米でも1位になるくらいの旋風を巻き起こしたんだろうな。
twenty one pilotsというバンド名を付けた理由も素晴らしい。
戦時中、飛行機のパーツ職人がある不具合に気付きそのまま納品するか直して納品するか悩む。すぐに納品すればお金になる。直せば損をする。悩んだ結果不具合があるまま納品したパーツを使用した飛行機は、結果的に21人のパイロットの命を奪ってしまった。
目の前の利益を優先した場合、すぐに利益は返ってくるかもしれないけど、間違っているかもしれない。時間はかかるけど自分が思う正しい決断をした方が、結果はより良いものになるんじゃないかなって。
そんなアーサー・ミラーの物語を元に、twenty one pilotsと名付けたらしいです。
昨今の大手企業の不祥事のニュースを目にするたびにこの話を思い浮かべます。社会生活をしていると日々様々な決断を迫られるけど、目の前の利益だけを意識するとほとんどロクなことにならない。
広告もそうで、目の前のことばかりじゃなく、しっかりと結果的に良くなる内容を考えて創ることが何よりも大切なんですよね。
なかなか気が付けないことですが、結果的にそれが一番なんですよね。
彼らの音楽を聴くたびに、写真もデザインもコピーももっと結果が良くなる方法はないかなと考えさせてくれます。
本当に悪そうに見られたいなんて思ったら、おそらくロゴもこんなシンプルでスタイリッシュには作らないでしょうね。かなり年下ですが勉強させてもらっています。最高なクリエイティブです。
東京事変 “丸の内サディスティック”
– 肉体的な脂肪より、精神的な脂肪はなかなか取れない。
マーシャルの匂いで飛んじゃって大変さ
毎晩絶頂に達して居るだけ
ラット1つを商売道具にしているさ
そしたらベンジーが肺に映ってトリップ
10代でこの曲に触れられたのはとても衝撃で幸運でした。
東京事変バージョンも素晴らしい。浮雲のギターにも惹き込まれます。2015年のフジロックでの丸の内サディスティックも感動でした。
何年か前、イチローが椎名林檎との対談で『”肉体的な脂肪”より、年齢を重ねて”精神的な脂肪”が付いてしまって取れなくなると、もう先は無いだろうね』と話していました。
今でもこのお二方はそんな脂肪なんて付いていないと思います。
仕事をしているとそんな”精神的な脂肪”を持つ体質にぶち当たることが多いけど、なんとかクリエイティブで脂肪分解できないかと思案する。体脂肪を燃やすような商品はたくさん開発されているけど、”精神的な脂肪”を燃やすには何が効果的なのか、脂肪ごとに開発しなければなりません。
広告クリエイティブで分解酵素を開発しよう。
時にはサディスティックに。
カメラひとつを商売道具にしてたらベンジーが肺に映ってトリップしちゃうのかもね。
Alabama Shakes “Don’t Wanna Fight”
– 何百年も続くむきだしな感情
Your lines , My lines
Don’t cross them lines
あなたの道、私の道
交差することはないわ
今年のグラミーで4部門を受賞したアラバマ・シェイクス。
園子温監督がNHKの対談で二階堂ふみさんに贈ったこの曲は、音も歌詞も、ワンカットで進むMVも、おそろしくカッコいい。
奇をてらうわけでもなく、自分の好きなものをやってる感じがたまらない。
今の時代だからこそグサっと刺さる”むきだし”な感情だからかもしれません。
映画『愛のむきだし』なくらい”むきだし”で。
映画『ヒミズ』くらい感情的で。
それに対して二階堂ふみさんが園子温監督に贈ったのがLou ReedのI’m So Freeってのも素晴らしい。このお二人の関係性と会話はどれだけでも聞いていたいです。
園子温監督が対談で話していたとおり、何百年も残るものって本物の輝きがあって、監督はそれを目指している。今ヒットするかどうかなんて興味なくて自分が思う本物の映画を創る。
どの作品も監督のマインドもそれが感じられてすごく惹き込まれる。
『問題作を作り続けなければ生き残れない、何百年も』
くやしいけど刺さるなぁ。
いつまでも残る広告写真を創っていきたい。そしてそれをご依頼いただいた企業さんと共有したい。
それには本物を追いかけられる勇気と、本物を創る”むきだしな感情”を持ち続けることが重要である。
たくましい方々の精神に触れられることは幸運で、そんな音楽や対談を聴くとおかげさまで力が漲ってくる。とても有り難いです。
Green Day “Minority”
– 小さな池の大きな魚になる
“I want to be the minority!”
やんちゃなGreen Dayが「おれは少数派になりたいんだ。大多数のモラルなんかぶっつぶせ。」と歌った音楽は大勢の”マイノリティ志向”の人に支持されました。
(個人的には途中で挟むアコーディオンのサウンドが好きです。)
オルタナクリエイツがメインで取引させていただいている中小企業さんは、大手企業さんと違って経営資源的にもターゲット層的にもニッチな戦略が求められます。マイノリティです。
ここ2〜30年において企業数が激減(※)している日本においてその経営戦略の必要性は顕著になり、これからの時代はもっとそのマイノリティの中での差別化戦略が必要になっていくでしょう。
※小規模事業者数は1986年の約477万者をピークに減少し、2012年は334万者と約30%も減少しています。飲食業を含む小売の事業所数においては30年間でなんと約50%減です。(「小規模企業白書」2015年版より)
昔よりも大手ブランドに固執しない人々が増えているような気がしますが、そんな流れにおいても小規模事業者数が減少しているのはとても寂しい限りです。
あれもこれも幅広いターゲットを目指すよりも、得意分野を伸ばすことが大切ですよね。
「大きな池の小さな魚」よりも、「小さな池の大きな魚」になろうじゃないですか。「大きな池」は資源豊富な大企業さんに任せておけばいいですよね。
広告クリエイティブもそう。大企業さんには優秀なクリエイターさんがついていて素敵な広告を打ち出しています。経営資源が豊富でしたらそれもできますが、なかなか難しいですよね。
もちろんどんな事業でもライバルが大企業さんになることも多いと思います。
ただそれに対抗して新聞広告出そうと思ったら数千万〜億、Webサイトだって立派なものを作ろうと思ったらかなりの金額です。
だから同じようなことして戦うんじゃなく、なんとかアイデアをふり絞って、自分の強みを活かせる「小さな池」で、マイノリティの中で注目される存在になる手段を探せたらいいですね。
創意工夫と努力で、経済の好不調に左右されない独自の経営を目指しましょう。
…なんてことをInterFMから”Minority”が流れてきたから考えてみました。笑
“Stepped out of the line”という歌詞の通り、お決まりから飛び出したいですね。
そんなボクらも当然マイノリティですよね。とっても。
Oasis “Whatever” – 哲学的で普遍的な広告クリエイティブ
『オルタナクリエイツ』の名からお察しいただけると思いますが、ボクたちは10代の頃からオルタナティブ・ロックに魅了されてきました。
流行りの曲とかメジャーシーンではなく、アーティスト自身の「自分を持った音楽」が大好きです。
時代の流れにとらわれない本質的な言葉やメロディーのそれらはとても哲学的で、かつ普遍的なものだから、何年も経った今その音楽を耳にしても全く古さを感じません。
ビジネスには哲学(フィロソフィー)が必要です。
これが売れてるからとか、この隙間が空いていてチャンスとか、そんなことからビジネスを組み立てるのではなくまずは自分を持って欲しい。自社が何のために存在しているのか。世の中に対して自分たちが行うミッションは何か。
それが無い企業さんは残念ながら長続きできないですよね。
ボクたちは、OasisのWhateverを黒板にチョークアートして掲げました。勝手に憧れているアーティストから影響された、ボクたちのクリエイティブ哲学です。
事務所にあがる階段の踊り場に置いて、毎日ギャラガー兄弟の言葉に追い込まれています。笑
“Get a grip on yourself”
“It don’t cost much”
“You’re free to be whatever you”
哲学的で普遍的なビジネスと広告クリエイティブを。
業界や過去のセオリーに捉われることなく、自分らしく、自由に。
ボクたちは広告クリエイティブで企業さんのそれぞれのミッションを表現しています。時にはミッションを一緒に考えるところから。
“自分をしっかり持つことさ”
“そんなに難しいことじゃない”
“あなたも自由に、何にだってなれるんだ”
だって、人の真似をしたってつまらないですもんね。
何年経っても古さを感じないビジネスや広告ができるといいですね。