オルタナ広告研究部
フジファブリック “若者のすべて” – 情景と感情。
夏が終わりに近づくと響き、心に刺さる。
この季節になると、何故かシャッフルで聴いている何千曲かが入ったカーステレオからこの曲が流れてくる。
聴覚のみからインプットされるはずなのにその情景と感情をその歌い手の角度から心の中に伝わってくる。
決して説明的でもなく、淡々と静かに歌っているように思えるけど、志村さんの感じた情景と心の動きと芯の強さがズドンと響いて切なくなる。
同世代というのもその切なさを増幅させているのかもしれないけど、やっぱり名曲です。
夏の終わりは、夏の終わりにしか感じられない。
春・秋・冬は「終わり」という表現をあまり使わないけど、「夏の終わり」は妙にしっくりきて心が揺れる。
僕の車のカーステレオもこの季節には心が揺れるのかもしれないね。
でも、例え違う季節にこの歌を聴いてもこの感覚を思い出させてくれるのが凄い。
情景を感じ、感情を揺さぶる広告写真が撮りたいな。
とロケに向かう車で思ったりします。
運命なんて便利なものでぼんやりさせてね。