オルタナ広告研究部
Alabama Shakes “Don’t Wanna Fight”
– 何百年も続くむきだしな感情
Your lines , My lines
Don’t cross them lines
あなたの道、私の道
交差することはないわ
今年のグラミーで4部門を受賞したアラバマ・シェイクス。
園子温監督がNHKの対談で二階堂ふみさんに贈ったこの曲は、音も歌詞も、ワンカットで進むMVも、おそろしくカッコいい。
奇をてらうわけでもなく、自分の好きなものをやってる感じがたまらない。
今の時代だからこそグサっと刺さる”むきだし”な感情だからかもしれません。
映画『愛のむきだし』なくらい”むきだし”で。
映画『ヒミズ』くらい感情的で。
それに対して二階堂ふみさんが園子温監督に贈ったのがLou ReedのI’m So Freeってのも素晴らしい。このお二人の関係性と会話はどれだけでも聞いていたいです。
園子温監督が対談で話していたとおり、何百年も残るものって本物の輝きがあって、監督はそれを目指している。今ヒットするかどうかなんて興味なくて自分が思う本物の映画を創る。
どの作品も監督のマインドもそれが感じられてすごく惹き込まれる。
『問題作を作り続けなければ生き残れない、何百年も』
くやしいけど刺さるなぁ。
いつまでも残る広告写真を創っていきたい。そしてそれをご依頼いただいた企業さんと共有したい。
それには本物を追いかけられる勇気と、本物を創る”むきだしな感情”を持ち続けることが重要である。
たくましい方々の精神に触れられることは幸運で、そんな音楽や対談を聴くとおかげさまで力が漲ってくる。とても有り難いです。