オルタナ広告研究部
うれC新習慣。- JAグループ愛知 電車内窓上ポスター&Webサイト
[2016/5 JAグループ愛知 Webサイトより]
最近よく地下鉄に乗るのですが、ちょこちょこ気になる中吊り広告や窓上ポスターがあります。
さすがに電車の中で写真を撮る勇気がないのでWebを検索して見てみたら、同じ広告画像がありましたのでそのキャプチャー画像です。
この数年で電車の中の光景はすごく変わり、9割以上の方が下を向いて画面を操作するようになった気がします。
でも上を見ると広告があるのでボクは結構キョロキョロしてるのかも。今は都会ではモニターが主流になってきているけど、紙の広告って結構好きですね。
先日見かけたJAグループ愛知さんの広告は、「うれC新習慣。」というコピーとともに、1日のビタミンCの必要摂取量とその取り方をやさしく教えてくれています。
これは、「タメになる情報を教えてくれる」という個人的にとっても好きな広告手法のひとつで、いい広告だなと思いました。大学の広告もこんなタイプだったりしますよね。
半分に切ったミニトマトをぎっしり並べた広告写真も素敵です。撮影楽しかっただろうなぁ。適当に並べたかのように見えるように、計算されてキチンと並べてますよね。絶妙なスタイリング。腰痛かっただろうなぁ。
例えばミニトマトを朝3個、昼4個、夕食に4個食べるだけで1日分のビタミンCが摂取できるんですって。
すぐ実践できそうな健康法ですよね。そしてもっと野菜の消費量が増えたらいいのに、という流れですよね。素晴らしいクリエイティブです。
押し付けるようなメッセージだと広告って嫌がられるから、こんなような「見た人にメリットがある」ような、そんな広告がもっと増えたらいいなと思います。電車だと同じ場所に数分〜数十分いることになるので、読んでもらうということを前提とした広告も退屈しなくていいですよね。
もちろんキャッチーな写真とコピーとデザインで。
そうしたら、上を見る人が増えるかもしれないですよね。
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