オルタナ広告研究部
「バンクシーって誰?展」を観てきました。
– なぜ、バンクシーが”多くの”人々を惹きつけるのか?の考察。
久々に仕事で東京に来たので、空き時間に天王洲の寺田倉庫で開催されている「バンクシーって誰?展」に行ってきました。
コロナになってから初東京です。
寺田倉庫の展示は個人的に好みのものが多く、以前はデビットボウイ展にも来ました。
クレイジーなエリアです。
せっかくなので中村倫也さんの音声ガイド付きで見させていただきました。
最近の音声ガイドは自分のスマホで聞くんですね。AirPods持っていっていて良かった。
中村倫也さんが耳元でバンクシーについて語ってくれて本気で惚れそうになりました。(←みなさんご注意です。)
『バンクシーって誰?展』中村倫也さん出演 テレビCM映像(30秒)
なぜ、バンクシーが”多くの”人々を惹きつけるのでしょうか?
この”多くの”というのがミソだと思います。しかもアングラ的な作品で。
違法性・ミステリアス性・サプライズ感・メッセージ性・分かりやすさ、そして美しさなど、惹きつける要素としては様々あると思いますが、
マーケティングの目線で(下世話に)あえて言うのであれば、この戦略は「ブランディング」手法の参考にもなり得ます。
単純に真似しようったってそうはできないし、もちろんガワだけ真似てもアイデンティティまでは真似できません。素晴らしいブランディング。
個人的には、バンクシーが「世間に向けた社会風刺も含めたメッセージをどう表現してどう発信するか」という頭の中とアクション方法に一番興味を惹かれます。
違法な行為ではあるためもちろん勧められないですが、このような「表現を考え・創る能力・魅せる能力」がこれからのどんなビジネス、どんな職種の方にも非常に大切だなと、いつもの職業病が発生してしまいました。
ぜひ、メッセージをいつ・どこで・どうやって表現しているかに注目して、中村倫也さんの音声ガイド付きで見ていただきたいです。
見方によっては法人の社員研修にもなると思いました。福利厚生でチケットが支給されたり研修で連れて行ってくれる会社があっても面白いですよね。今度の社員研修はバンクシー展集合で、とか。ないかな?
ちなみに最近の展示は撮影OK(一部を除く)なものが多いので、個人記録としても残せてありがたいです。
余談ですが、寺田倉庫のある天王寺エリアも好きです。散歩したくなる。撮影でもよく使われます。
このあと、六本木の国立新美術館で開催されている「庵野秀明展」にも行きましたが、強烈な2展示で心身ともにお腹いっぱいです。
「庵野秀明展」についてはまた今度書こうかなと思います。
▼「バンクシーって誰?展」 〜12月5日(日)まで
※今後は名古屋や大阪でもやるそうです。
https://whoisbanksy.jp/