オルタナ広告研究部
経営をデザインする。
[2016/5/18 日本経済新聞1面記事]
最近、「経営×デザイン」という記事をよく目にするようになりました。
いわゆるモノが売れない時代にどう消費者に届けるか。クリエイティブ(またはクリエイティブな考え方)はビジネスを前進させることに有効であると見出した企業さんが増えてきたのだと思います。
記事にも書かれている『米アップルの初代マウス』や今売れている『パナソニックの洗濯乾燥機』もそうだし、先日のカンブリア宮殿で出ていた『矢場とん』も女将さんがジリ貧の大衆食堂からクリエイティブな思考で今のブランドを創作していったのだと思います。
[2016/5/18 日本経済新聞12面記事]
中面の記事にあるとおり、大企業によるデザイン会社の買収も多く見られるようになりました。
写真であれデザインであれキャッチコピーであれトータルディレクションであれ、ビジネスに関わるクリエイティブは経営目線での思考が必要不可欠です。言い換えれば、経営戦略にクリエイティブ思考が必要不可欠になってきたのだと思います。
経営戦略にクリエイティブを。
もちろん大企業だけでなく中小企業さんも。
というより、特にネームバリューで大企業に劣ってしまう中小企業さんには有効な思考だとボクは思っています。
「ただ外観を描く」という小手先の写真術やデザイン術ではなく、何のための誰のためのクリエイティブか。そもそも課題は何か。クリエイティブで解決すべきミッションは何か。当たり前ですが、ボクたちも経営戦略的思考をもっと磨いていかなければなりません。
たぶんクリエイティブは、ヒト・モノ・カネ・情報に並ぶ経営資源になるのではないかと思っています。
せっかくクリエイティブするなら、一生懸命作戦を練って、ビジネスに新しい流れを創造していきたいですね。