オルタナ広告研究部
Green Day “Minority”
– 小さな池の大きな魚になる
“I want to be the minority!”
やんちゃなGreen Dayが「おれは少数派になりたいんだ。大多数のモラルなんかぶっつぶせ。」と歌った音楽は大勢の”マイノリティ志向”の人に支持されました。
(個人的には途中で挟むアコーディオンのサウンドが好きです。)
オルタナクリエイツがメインで取引させていただいている中小企業さんは、大手企業さんと違って経営資源的にもターゲット層的にもニッチな戦略が求められます。マイノリティです。
ここ2〜30年において企業数が激減(※)している日本においてその経営戦略の必要性は顕著になり、これからの時代はもっとそのマイノリティの中での差別化戦略が必要になっていくでしょう。
※小規模事業者数は1986年の約477万者をピークに減少し、2012年は334万者と約30%も減少しています。飲食業を含む小売の事業所数においては30年間でなんと約50%減です。(「小規模企業白書」2015年版より)
昔よりも大手ブランドに固執しない人々が増えているような気がしますが、そんな流れにおいても小規模事業者数が減少しているのはとても寂しい限りです。
あれもこれも幅広いターゲットを目指すよりも、得意分野を伸ばすことが大切ですよね。
「大きな池の小さな魚」よりも、「小さな池の大きな魚」になろうじゃないですか。「大きな池」は資源豊富な大企業さんに任せておけばいいですよね。
広告クリエイティブもそう。大企業さんには優秀なクリエイターさんがついていて素敵な広告を打ち出しています。経営資源が豊富でしたらそれもできますが、なかなか難しいですよね。
もちろんどんな事業でもライバルが大企業さんになることも多いと思います。
ただそれに対抗して新聞広告出そうと思ったら数千万〜億、Webサイトだって立派なものを作ろうと思ったらかなりの金額です。
だから同じようなことして戦うんじゃなく、なんとかアイデアをふり絞って、自分の強みを活かせる「小さな池」で、マイノリティの中で注目される存在になる手段を探せたらいいですね。
創意工夫と努力で、経済の好不調に左右されない独自の経営を目指しましょう。
…なんてことをInterFMから”Minority”が流れてきたから考えてみました。笑
“Stepped out of the line”という歌詞の通り、お決まりから飛び出したいですね。
そんなボクらも当然マイノリティですよね。とっても。
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